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press release

2023.03.06

漁業用のガラス製浮玉をアップサイクルしたグラスウェア「DOUBLE F -UKIDAMA EDITION」

~2023年3月下旬より第一弾、インテリアアイテム5点を発売~

石塚硝子株式会社 ハウスウェアカンパニー

ガラス食器の製造販売を行う石塚硝子株式会社 連結グループ子会社の北洋硝子株式会社(本社:青森県青森市)が作り上げる青森県伝統工芸品「津軽びいどろ」は、不要になった漁業用のガラス製浮玉を回収しアップサイクルしたグラスウェアシーズ「DOUBLE F -UKIDAMA EDITION-」を2023年3月下旬より順次発売(一部直営店舗にて2023年3月10日先行発売)いたします。

DOUBLE F -UKIDAMA EDITION

【開発のきっかけ】

北洋硝子株式会社は1949年、青森県青森市で漁業用の浮玉を製造する工場として創業。1973年には浮玉国内トップの生産高となりました。時代とともに樹脂製の浮玉が主流となり、漁師の高齢化や後継者問題に伴う廃業や廃棄が困難である事か漁港に積み上げて放置され、処分に困った地元の漁業協同組合から北洋硝子へ相談が寄せられ、かつて浮玉製造を担ってきたガラス工場として「今ある資源を無駄にしたくない」「青森の美しい景色を守りたい」との想いから、ガラス製の浮玉を回収し製品化が実現しました。


【商品概要】
シリーズ名:DOUBLE F -UKIDAMA EDITION商品:一輪挿し、花器、ピッチャー、蚊遣り、風鈴 5アイテム
販売価格:4,400~30,800円(税込)
発売時期:2023年3月下旬より順次発売
販売場所:■「津軽びいどろ東京ミッドタウン八重洲店」
■北洋硝子直営店「青森直営ショップ」
※上記2店舗は2023年3月10日より先行発売
■北洋硝子「津軽びいどろオンラインショップ」
https://tsugaruvidro-online.com


【製品について】
漁業用ガラス製浮玉100%再利用ならではの何とも言えない深みのある青緑色、一輪挿しや花器、風鈴の丸みのある形はかつて浮玉だったことを彷彿とさせ、ピッチャーや蚊遣りには青森の大海原の波模様を施し、光に透かすと煌めく陰影が映し出されます。一度に溶解する浮玉は約100個、例えば1つの浮玉(約3kg)から約24個の風鈴がアップサイクルされます。今後の目標として、シリーズ第二弾の発売を予定しています。

漁業用のガラス製浮玉
漁業用のガラス製浮玉
「DOUBLE F -UKIDAMA EDITION-」ができるまで
「DOUBLE F -UKIDAMA EDITION-」ができるまで
ブランドロゴ「FF」マーク
製品底面にはブランドロゴ
「FF」マーク※風鈴を除く

■「DOUBLE F -UKIDAMA EDITION-」製造工程

不要になり、様々な理由から漁港に積み上げて放置された浮玉。これらを北洋硝子が回収して網を外し綺麗に洗浄した後、水分を拭き取り、粉砕・溶解を経て職人の手で再度成形します。浮玉はもともと日本酒などの一升瓶をリサイクルして作っていました。色ガラスや特別な加工などは一切せず、浮玉再生ガラスのみで溶解する事で自然な色合いに仕上げています。
長年の浮玉製造で培った「宙吹き」の技法を用いて、熟練した腕前の職人が一つひとつ丁寧に造り上げています。
再生ガラスだからこそ生まれる細かな気泡は清涼感を演出します。ロットごとに異なる風合いも含めてお愉しみください。

「DOUBLE F -UKIDAMA EDITION-」製造工程

■津軽びいどろ 「DOUBLE F(ダブル エフ)」について

DOUBLE F(ダブル エフ)

1949年創業の北洋硝子株式会社は、当時ガラスで漁業用の浮玉を製造していました。その浮玉は黒潮に乗って遥かアメリカ西海岸に流れ着いたそうです。現地のビーチコーマー(海岸に流れ着いたものを収集し、何処からきたかを研究・解明する人)たちは、浮玉に刻印された「北」というマークを“ダブルF”と呼び珍重していたそうです。逆さに読まれた「北」の刻印は2つの「F」となり、「DOUBLE F」が生まれました。津軽びいどろがこだわり続けてきた「色」とハンドメイドの「温もり」を紡ぎ、新たなグラスウェアをお届けします。

■北洋硝子株式会社

北洋硝子の浮玉

“四季を感じるハンドメイドガラス”をコンセプトに青森県伝統工芸品「津軽びいどろ」を生産する北洋硝子は1949年、漁業用の浮玉を製造する工場として始まりました。当時は他にも浮玉を製造する工場はありましたが、北洋硝子の吹き上げる浮玉は他に比べて丈夫である、という確かな品質の評価を得ていました。
現在はこの技術を生かしたガラス製品製造に取り組んでおり、ものづくりに携わる者として妥協せず、常に新しい技へのたゆみない努力を続けています。

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