【熱供給】秋田県大仙市温泉宿泊施設「柵の湯」に木質バイオマスボイラーを導入


建築廃材を活用して灯油の購入代金とCO2 排出量を低減
シン・エナジー株式会社
シン・エナジー株式会社(本社:兵庫県神戸市/以下、当社)は、2025 年4月8日、秋田県大仙市が運営する「史跡の里交流プラザ柵の湯」(以下、同施設)において、木質バイオマスボイラーによる熱供給サービスを開始しました。
大仙市が目指すゼロカーボンシティの実現に向け、既存設備である灯油ボイラーの稼働率を低減し、灯油の購入代金及びCO2 排出量の低減、エネルギーコストの安定化を実現します。

新規に導入した木質バイオマスボイラー

史跡の里交流プラザ 柵の湯 外観
- 大仙市における木質バイオマスボイラーによる熱供給サービス開始の背景
大仙市は2022 年3 月、大仙市議会と共に「大仙市ゼロカーボンシティ宣言」を行いました。既に市内ではもみ殻を使ったバイオマスボイラーで熱供給の実績があり、冬場のエネルギーコストが大きい豪雪地帯の課題を解決すべく、今回木質チップを燃料としたボイラーにもチャレンジしています。同施設に導入した木質バイオマスボイラー※1 には、県内で発生した建築廃材チップを利用しており、限りある資源の有効活用を目指しています。
- 木質バイオマスボイラーによる熱供給事業の展開
当社はこれまでも、域内資源を有効活用した地域熱供給プラントやバイオマス発電所の開発・施工に携わってきました。約1,700 ある市町村には公共温浴施設が多数あり、その多くが昨今のエネルギー価格高騰に直面しています。これまで培ったノウハウを生かすことで、価格変動の大きい化石燃料に依存せず、地域で生まれる資源を有効活用する持続可能な社会システムの構築を目指します。
当社はこれからも様々な地域の特性やニーズに寄り添ってエネルギー利用の適正化に挑戦していきます。
※1: 令和5 年度(補正予算)二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(地域レジリエンス・脱炭素化を同時実現する公共施設への自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業)を活用して導入
■プラント概要
建設場所:秋田県大仙市板見内字一ツ森149
導入設備:ETA Heiztechnik GmbH 製 木質バイオマスチップボイラー
定格出力:熱出力 250kW
熱供給事業者:シン・エナジー株式会社
熱供給先:史跡の里交流プラザ柵の湯(秋田県大仙市)
着工月:2024 年10 月
熱供給開始日:2025 年4 月8 日
■シン・エナジー株式会社 https://www.symenergy.co.jp/
【本社】 兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6 神戸国際会館14 階
【代表者】 代表取締役社⾧ 乾 正博
【事業内容】 エネルギーを基軸とした地域のプロデュース&エンジニアリング
再生可能エネルギー開発事業、新電力事業
【本件に関するお問い合わせ先】
シン・エナジー株式会社 経営企画部 ブランドコミュニケーション課
TEL:078-600-2668(直通) E-Mail:contact@symenergy.co.jp