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2022.05.31

日本金属㈱岐阜工場にパイプ自動切断装置を導入

手動で行っていた工程を機械化し、洗浄溶液や工数削減で2050CNの実現・SDGsの達成に貢献生産量の拡大と納期短縮を図り、自動車・産業機器・住宅機器向けで高まっているパイプ需要に対応

日本金属株式会社

 日本金属株式会社(本社:東京都港区、取締役社長 下川康志、証券コード:5491)は、この度、岐阜工場(岐阜県可児市)に「パイプ自動切断装置」※1を導入し、本稼働を開始したことをお知らせします。
 今回導入したパイプ自動切断装置は、従来手動で行っていた長尺パイプの端部切断と切断時に発生するバリ取り作業を同時に加工する装置で、端面品質向上や作業負荷軽減を実現します。
 本装置は生産量の拡大と納期短縮を図り、自動車向けや産業機器・住宅機器向けで高まっているパイプ需要に対応可能な体制を構築すると共に、洗浄溶液・工数の削減、従業員の作業負荷を軽減し、ゼロエミ・チャレンジ企業※2として、2050年カーボンニュートラル(2050CN)の実現及びSDGsの達成※3に向けて取り組み、貢献させるものです。

※1 パイプ自動切断装置

※2 経済産業省 ゼロエミ・チャレンジ


【概要】 経済産業省は、経団連や NEDO と連携して、2050CNの実現に向けたイノベーションに挑戦する企業をリスト化し、投資家等に活用可能な情報を提供するプロジェクト「ゼロエミ・チャレンジ」に取り組んでいます。当社は、「ゼロエミ・チャレンジ企業」として公表されております。URL: https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/zero-emission_challenge/index_zeroemi.html

※3 関連するSDGs

●「パイプ自動切断装置」の概要
 加工可能なサイズは外径8~16㎜、板厚0.5㎜~、長さ2,000~4,000㎜とし、既存切断機では生産性の低い太径サイズを対象としています。加工能力は約27千本/月となっており、月産加工量の1/3以上をカバーすることにより、自動車向けや産業機器・住宅機器向けで高まっているパイプ需要に対応しています。

【特 長】

  1. 独自設計した2段階の端部バリ取り装置を設置し、生産性のアップと端部品質バラツキを低減
  2. 切断条件の自動調整機能を追加したことで高寸法精度及び端面直角度向上と安定切断を実現
  3. 従来使用していた加工油塗布を廃止したことで洗浄溶液・工数の削減を実現
  4. 連続無人稼働を可能とすることで、生産性の向上と共に従業員の作業負荷を軽減

【精密管(ファインパイプ)製品概要】
 素材メーカーならではの厳選素材と独自の加工技術により、“シームレスパイプ”を凌駕する溶接引抜管“ファインパイプ”を実現いたしました。自社開発した独自加工(溶接-引抜-焼鈍)と最新の専用設備を用いることで、高品位でありながら低コストの製品を提供いたします。
URL:https://www.nipponkinzoku.co.jp/corporate/business/processed/fine-pipe

【岐阜工場概要】
 主な生産品目:ステンレス精密管、特殊合金パイプ、ステンレス被覆光ファイバ
URL:https://www.nipponkinzoku.co.jp/corporate/office/gifu-plant

 本装置の量産稼働は第11次経営計画「NIPPON KINZOKU 2030」の基本方針の1つである「製造力の強化」に則り、将来を見据えて導入しました。今後も新技術を開発・導入した設備投資を積極的に実施することで安定的・効率的生産基盤確立と生産コスト低減を追求し、経営計画目標達成に向け取り組んでまいります。

【本リリースに関するお問い合わせ先】
日本金属株式会社 総務部
TEL:03-5765-8100
Mail:soumu@nipponkinzoku.co.jp

【本製品及び技術情報に関するお問い合わせ先】
日本金属株式会社 営業開発部
TEL:03-5765-8150
https://www.nipponkinzoku.co.jp/contact/processed-products

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