地域新電力会社「三重広域エネルギー株式会社」を設立


複数自治体の連携で、低炭素で強靭なまちづくりを推進
シン・エナジー株式会社
シン・エナジー株式会社(本社:兵庫県神戸市 以下、当社)は、三重県度会町、多気町、株式会社オリエンタルコンサルタンツ(本社:東京都渋谷区)、朝日ガスエナジー株式会社(本社:三重県四日市市)との共同出資により、三重広域エネルギー株式会社を設立しました。
- 背景と経緯
度会町と多気町、および周辺4町(明和町、大台町、大紀町、紀北町)は、令和2年に「三重広域連携スーパーシティ構想推進協議会」を設立し、自治体の垣根を超えた6町連携による地方創生の実現に向け、様々な取り組みを実施してきました。
脱炭素の分野では、令和3年4月には、6町共同で「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、6町が連携した取り組みを推進しています。令和6年9月には、三重県で初めて「脱炭素先行地域」に選定され、度会町と多気町を中心に太陽光発電やバイオマス発電など再生可能エネルギーの導入や電気自動車の導入などを実施しています。
今回設立する「三重広域エネルギー株式会社」は、地域内で発電される再生可能エネルギーを地域内で消費する地産地消を実現し、地域内で再エネを循環させることで、脱炭素化と6町の持続的な経済成長に貢献することを目指しています。

- 実施内容
三重広域エネルギーは、令和8年4月から度会町と多気町の公共施設への電力供給を開始することを目指しています。将来的には、電力の供給範囲を周辺4町へ拡大し、6町全体の脱炭素化を推進する中核的な役割を担っていきます。

この事業により、地域経済の活性化や新たな雇用の創出が期待されるだけでなく、地域のエネルギー運営を担う主体として災害対応を含む仕組みづくりに参画し、地域の防災力向上に寄与します。さらに、事業で得られる利益は環境保全事業などの地域貢献事業に活用し、低炭素で強靭なまちづくりを実現します。
- 当社の実績と本事業における役割
当社はこれまでに、株式会社成田香取エネルギー(千葉県成田市・香取市)、あわぢから(兵庫県淡路市、株式会社ほくだん地域新電力事業部)、株式会社かさいスマートエナジー(兵庫県加西市)といった地域新電力の立ち上げから運営までを、総合的にサポートしてきました。また、電力販売事業においては、12万件以上の低圧部門の契約、1,300施設以上の高圧部門の契約を有し、需給管理などの専門的なノウハウと経験を積み上げてきました。
これらの実績を活かし、「三重広域エネルギー株式会社」の運営を支援することで地域の脱炭素化と経済活性化に貢献していきます。
当社はこれからも、エネルギーを基軸に資源と経済が循環する社会を実現するプラットフォーマーとなるべく、持続可能なエネルギー創出、および効率的で経済的な利用の促進を進めていきます。
■三重広域エネルギー株式会社概要

■シン・エナジー株式会社 https://www.symenergy.co.jp/
【本社】 兵庫県神戸市中央区御幸通8-1-6 神戸国際会館14階
【代表者】 代表取締役社長 乾 正博
【事業内容】 エネルギーを基軸とした地域のプロデュース&エンジニアリング
新電力事業、再生可能エネルギー開発事業
地域新電力設立による地域の活性化&地域課題の解決
【本件に関するお問い合わせ先】
シン・エナジー株式会社
経営企画部 ブランドコミュニケーション課
TEL:078-600-2668(直通) E-Mail:contact@symenergy.co.jp