初期投資ゼロ、シン・エナジーのカーポートPVをサンゴバン諏訪工場に導入
~脱炭素社会に向けて駐車場を有効利用~
シン・エナジー株式会社
シン・エナジー株式会社(本社:兵庫県神戸市/代表取締役社長:乾 正博/以下、当社)は、サンゴバン株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役:グレゴリー・リー/以下、同社)の諏訪工場において、駐車場型太陽光発電設備(以下、カーポートPV)のEPC※1を受注し、2023年11月30日より運転を開始したことをお知らせいたします。
※1 E=設計(Engineering)、P=調達(Procurement)、C=建設(Construction) の略語で大型設備やプラントなどの据え付け・建設に関して使用される用語
同社は、2019年に「Business Ambition for1.5℃」に署名し、2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目標に掲げるとともに、ESG評価においても国際機関からの高い評価を得ています※2。
「Business Ambition for1.5℃」は、国連グローバル・コンパクト(UN Global Compact)※3、SBTi (Science Based Targets initiative)※4、We Mean Business※5の3者の呼びかけにより始まった取り組みで、産業革命以降の気温上昇を1.5℃未満に抑え、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロとすることを誓うものです。
※2 サンゴバンのカーボンニュートラル https://www.saint-gobain.co.jp/system/files/files/documents/saint-gobain_sustainability_commitments.pdf
※3 国連と民間(企業・団体)が手を結び、健全なグローバル社会を築くための世界最大のサステナビリティイニシアチブ
※4 2050年までの実質的な二酸化炭素排出量ゼロ(ネットゼロ)の達成に向け、企業がネットゼロ目標を設定するための科学に基づく基準を定義した国際機関
※5 企業や投資家の温暖化対策を推進している国際機関やシンクタンク、NGO等が構成機関となって運営するプラットフォーム
今回の事業モデルは、同社諏訪工場ではJA三井リース株式会社の子会社が出資するSPC(Green Communities株式会社)がPPA事業者となるPPAモデル※6として、駐車場スペースを有効利用できる当社のカーポートPVを採用いただきました。 諏訪工場にて自家消費を行い、導入前の施設の総使用電力量に対する再生可能エネルギー転換率は13.5%を見込んでおります。 また、同社のグループ会社であるサンゴバン・ティーエム株式会社の神崎工場においてもPPAモデルとして、当社カーポートPVのEPCを受注し2024年の運転開始を目指しています。
※6 PPA:Power Purchase Agreement=第三者所有モデルの太陽光発電設備
【当社の自家消費型カーポートPVのポイント】
① 設置場所: 屋根に太陽光パネルを設置済みの建物や、屋根の強度が不足して太陽光パネルが設置不可な場合でも、駐車場スペースを活用した設置が可能です。さらに、本来のカーポートとしての価値のほか、駐車場に設置することで建物屋根よりも来場者の目にとまりやすいため、企業としての環境への取り組みPRにも繋がります。
② 設備投資0円: PPA事業者はGreen Communities株式会社で、サンゴバン株式会社は発電設備を導入する初期投資が0円となり、PPA事業者が所有するカーポートPVから供給される再生可能エネルギーの電気を購入します。
③ 環境価値: 供給する電気は再生可能エネルギーのため、RE100達成への活用が可能です。 遮熱効果もあるため、夏期でも車内室温上昇を防ぎ、エアコンの過度な使用が抑えられます。
④ カーポートの特徴: 今回採用したカーポートは、多くの実績があるタカミヤと当社が共同開発を行い、オールスチールを採用し、シンプル設計による低コスト化を図りながらも、堅牢性を保つことでJIS、建築基準法に適合した安全性を実現しました。さらに、雨樋、パネル間ガスケットを装着することで車両に直接雨水が当たらないように配慮しました。また車両のドア開閉時に支障がない柱位置にすることでストレスなく乗降することができます。
当社は、今後もこれまで培ってきた再生可能エネルギーの開発における設備設置や維持管理、ファイナンスなどあらゆるノウハウを組み合わせ、環境に優しい安定したエネルギーをお客さまのニーズに合わせて提供し、共に脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
【概要】
拠点名:サンゴバン株式会社 諏訪工場
所在地:長野県諏訪郡
運転開始日:2023年11月30日
設置場所:従業員用駐車場
PPA事業者:Green Communities株式会社
太陽光発電設備所有者:JA三井リース株式会社
出力(直流/交流):DC207.9kW / AC150kW
年間発電量(想定):約216MWh
年間CO2削減量(想定):約81t-CO2/年
■サンゴバン株式会社
【本社】東京都千代田区麹町3-7 サンゴバンビル
【代表者】代表取締役 グレゴリー・リー
【設立】1975年6月
【事業内容】ガラス製品の販売および高機能素材(セラミックス、プラスチック、研磨材製品)の製造と販売
■JA三井リース株式会社
【本社】東京都中央区銀座8-13-1 銀座三井ビルディング
【代表者】代表取締役 社長執行役員 新分 敬人
代表取締役 副社長執行役員 永冨 公治
【設立】2008年4月
【事業内容】賃貸事業、割賦販売事業、各種ファイナンス事業、その他付帯事業
■Green Communities株式会社
【本社】東京都中央区銀座8-13-1 銀座三井ビルディング
【代表者】代表取締役 阿久津 真吾
【設立】2022年5月
【事業内容】再生可能エネルギー等による発電、売電業務及び関連付帯業務
■シン・エナジー株式会社
【本社】神戸市中央区御幸通8-1-6 神戸国際会館14階
【代表者】代表取締役社長 乾 正博
【設立】1996年12月
【事業内容】エネルギーを基軸とした地域のプロデュース&エンジニアリング
【本件に関するお問い合わせ先】
シン・エナジー株式会社 経営企画部 ブランドコミュニケーション課TEL:078-600-2668(直通)
佐藤 日向子 sato_hi@symenergy.co.jp 藪木 裕 yabuki_y@symenergy.co.jp