ホホバオイルで環境保全 “hugcumuプロジェクト”
★環境PR取材★
室谷株式会社
室谷株式会社は、衣料品の材料などを提供する服飾副資材専門商社である。
今回は、室谷株式会社の製品事業部、浅田萌菜美さんに2025年の創立100周年に向けて、「365日わたしと地球にやさしい」提案からものづくりを目指す新プロジェクト「hugcumu(育む)」についてお話を伺った。
製品事業部 浅田萌菜美氏
- hugcumuプロジェクトとは
室谷株式会社は、100周年の節目に向けてhugcumuプロジェクトを立ち上げた。「育む」には大事に守って発展させるという意味を持ち、「hug」を合わせることで包みこむような優しさで砂漠の緑化事業とこのブランドを発展させるという願いが込められているという。
室谷株式会社では、季節やライフスタイルに応じて生地にクロスミント、吸湿発熱、抗菌・抗ウイルス防虫、部屋干し臭などの快適加工を施している。hugcumuプロジェクトの特徴は、ホホバオイル由来の柔軟加工を生地のベースに施すことで、未来に向けて持続可能な取り組みを推進し、環境に配慮したアプローチを採用しているとのこと。そして、このhugcumuプロジェクトに賛同してくれる企業と一緒に素材、商品開発をして行きたい。
hugcumuプロジェクトのサークル
室谷株式会社の快適加工ラインナップ
ホホバ加工が施された製品
- ホホバオイル
ホホバオイルは、肌に優しい天然のバリア成分としてよく知られている。ホホバオイルの抽出方法は、熟したホホバの実を茶色の殻にある種子一粒ずつ収穫し、一つ一つ作業員が選別していく。選別された良質な種子を搾油機に低温でかけ、ホホバオイルを抽出する。
【写真提供:(株)シモンド】 ホホバの木
- ホホバで砂漠を緑化へ
室谷株式会社は株式会社シモンドが製造するホホバオイルをhugcumuプロジェクトの柔軟加工として取り入れている。ホホバオイルを製造する株式会社シモンドは地域環境に貢献するビジネスとして砂漠の緑化農業を目指している。エジプトの砂漠でホホバを栽培し、ホホバオイルの生産を行う。ホホバの木は乾燥に強く、砂漠でも少ない水で育つことができるそうだ。そのホホバから抽出したオイルを製品化し販売した収益で砂漠の持続的な緑化農業につながる取り組みを行なっている。さらにホホバの栽培は砂漠緑化だけでなく、広大な砂漠の有効活用と地域の雇用も創出し、多くの利点を生み出しているのだという。
室谷株式会社はそんな株式会社シモンドの活動に賛同し、自社の製品にホホバオイルを取り入れるプロジェクト、hugcumuを立ち上げた。
【写真提供:(株)シモンド】砂漠を緑化へ
- 環境に優しい選択
環境への意識がますます高まる中、室谷株式会社は持続可能な素材の採用を推進している。浅田さんは、「一時的な安さに流されるのではなく、環境に優しい素材を選ぶことは大事なこと。少しの工夫や取り組みでも、環境に貢献できると信じている」と述べた。同社のプロジェクトであるhugcumuは、環境への意識を高めることを目指している。浅田さんは、「日々、服を選ぶことや食べるものを選択することは避けられない。その選択において、hugcumuのプロジェクトを通じて、環境に優しい選択を促したいと考えている。皆さんにとって、それが選択肢の一つとなるよう願っている」と語った。さらに、浅田さんは将来に向けて、他社との協力を重視しているという。「他社との繋がりも大事に、環境問題に対しての取り組みの輪を積極的に広げていきたい」と伺えた。
室谷株式会社は、環境問題に真剣に取り組み、持続可能な未来への貢献を目指している。
代表取締役 室谷勝弘氏と製品事業部 浅田氏
【室谷株式会社】
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